順応性の良し、悪し
人間の身体の凄いところは様々な環境に合わせて色々な状況に慣れる・・・というか馴染んでいくところかもしれません。ですのでしばしば一般的に考えると辛い状況でも逆にそれを楽だと感じている方がいます。
良い方に馴染んでいる典型はアスリートやダンサーなどの姿勢ではないでしょうか。背筋を真っ直ぐに伸ばす状態を意識せずに逆に楽な姿勢として身体に染み付いています。
足も良くも悪くも慣れによって感じ方が変わります。身体の構造から言って、多少の個人差はあったとしても良いといわれる無理のない足の環境と悪いと言われる足の環境とにはきちんとラインがあります。例えば、高いヒールにつま先を圧迫する靴や、逆にぶかぶかで足が靴の中で泳いでしまうような靴などは足に悪い環境だといえます。
しかし長年高いヒールを履いていた人は、アキレス腱が縮みフラットな靴を履くと後ろに倒れそうな感覚がする・・・と言って足に負担が少ないといわれる靴を快適だと感じない場合が多々あります。足が無理をしている環境に順応してしまうんです。それでも、無理が続いているためタコやウオノメができて足の裏に痛みを感じたり、指が曲がって安定感が悪くなったり・・・と別なところにしわ寄せが来てしまっているケースがほとんどです。
ヒールを履いているお客様にインソールをお作りすると「最初は足が痛かった、ちょっとつりそうになった」とおっしゃることがあります。しかし「1~2週間ほどするととても気持ちよく、痛かった靴が走れる靴になりました」という声を聞かせてくださいます。また、2~3ヶ月するとひどいタコがすっかり綺麗になり、痛みも消えた・・・。というお声も頂きます。本当に身体は正直に今の環境に慣れようと努力します。その努力が良い方に向くのか、悪いほうに向くのかは環境を作る自分自身でしかないですよね。
インソールを履くことで、大きな努力をしなくても足が快適になっていただければと思っています。足でお悩みの方は是非是非お気軽にご相談ください。